伊豆の『踊り子』がリニューアル…E257系を投入 2020年春頃

9両基本編成13本、5両付属編成4本が投入される伊豆方面向けE257系。基本編成は2000番台、付属編成は2500番台となる。
  • 9両基本編成13本、5両付属編成4本が投入される伊豆方面向けE257系。基本編成は2000番台、付属編成は2500番台となる。
  • 「ペニンシュラブルー」を基調とした塗色。白を基調としていた中央線時代から面目を一新。
  • 現在、185系で運行されている『踊り子』は基本10両、付属5両の最大15両編成となっている。これは1950年に登場した「湘南電車」こと80系以来の伝統的な編成だったが、E257系では基本編成が9両となるため、最大14両編成となる。
  • 普通車の改装内容。「スタンダードでありながら奥行き感のある現代的な空間」とする。
  • グリーン車の改装内容。色彩のほか質感にもこだわった「リッチで高品質感のある現代的な空間」とする。
  • 窓側に設置される電源コンセント。
  • 1・9・10・14号車に設置される荷物置き場。
  • 3号車に設置されるフリースペース。

JR東日本横浜支社は11月28日、伊豆方面へ運行されている特急『スーパービュー踊り子』『踊り子』の一部列車へ2020年春頃からE257系特急型電車を投入すると発表した。

同車はかつて基本編成9両と付属編成2両からなる0番台が中央線特急の『あずさ』『かいじ』などに運用されていたが、E353系の追加投入に伴ない、7月にこれらの定期運用から撤退していた。現在は5両編成の500番台が房総特急に運用されている。

伊豆方面の特急では9両編成が基本編成として充当され、2000番台となる。おもに伊豆箱根鉄道駿豆線へ乗り入れる『踊り子』の付属編成は5両編成が充当され、2500番台となる。

車体は一新され、塗色は伊豆の空と海の色をイメージした「ペニンシュラブルー」を基調としたものとなる。

車内も大幅にリニューアルされ、グリーン車、普通車ともカーテン生地や座席のモケット、側小天井パネルが交換され、グリーン車では蛍光灯の交換や床面の張替えも行なわれる。また、座席の窓側席には電源コンセントが、1・9・10・14号車には荷物置き場が設置される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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