ポルシェ(Porsche)は7月16日、後席の乗員が移動中に楽しめるVR(仮想現実)エンターテインメントを開発した、と発表した。
このVRエンターテインメントは、ポルシェとドイツのスタートアップ、「ホロライド」が共同開発した。センサー付きのVRヘッドセットを後席の乗員が装着することにより、VRエンターテインメントをリアルタイムで、車両の動きに合わせることができる。
例えば、車両がコーナリングしている場合、VRエンターテインメントのゲームの中で、後席乗員が搭乗しているスペースシャトルも向きを変える。ポルシェによると、乗り物酔いの症状を緩和させる効果も期待できるという。
将来的には、例えば、VRエンターテインメントのゲームの長さを移動時間に合わせるために、ナビゲーションデータを利用することができるようにする予定だ。さらに、この技術を利用して、助手席の乗員にも、映画やバーチャル会議などのエンターテインメントサービスを提供することができるようになるという。
なお、ホロライドは今後3年以内に、このVRエンターテインメントを市場に投入することを目指している。