ジェイテクト、自動運転や電動化に貢献する最新製品を展示予定…人とくるまのテクノロジー2019名古屋

ジェイテクト ブースイメージ
  • ジェイテクト ブースイメージ
  • ステアバイワイヤシステム
  • 高耐熱リチウムイオンキャパシタ
  • ロータの形状と磁束密度の高さ
  • オイルシールの構造
  • ハブユニット外観

ジェイテクトは、7月17~19日にポートメッセなごや(名古屋市)で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2019名古屋」に出展し、自動運転化、電動化などクルマの未来に貢献するSTG・軸受・駆動製品をPRする。

ステアバイワイヤシステムは、ステアリングホイールの操作を電気信号で転舵装置に伝える次世代のステアリングシステム。操舵フィーリングの向上を実現するとともに、自動運転におけるシステムによる操作とドライバーによる操作をスムースに融合・移譲する制御技術を実現する。また、自動運転時にステアリングホイールの格納などの車室内のレイアウト、デザインや居住性の向上などが期待されている。

高耐熱リチウムイオンキャパシタは、独自技術により世界初の動作温度範囲-40~85度を実現。冷却装置を使用せずに車両に搭載することができる。従来のキャパシタと比較して高い耐熱性能があらゆる産業から注目を集めている。その活用例として、ステアバイワイヤシステムの補助電源システムとして展示をするとともに、2019年11月に本格量産を予定しており、量産仕様の製品群を展示する。

また同社は、レアアースの使用を抑えた重希土類フリーのIPM(埋込磁石型)モータを開発。SPM(表面磁石型)モータ構造に比べ、約2倍の定格トルクと世界最高レベルの低トルク変動を実現する。2019年1月より自動車部品用アクチュエータ向けに生産開始。今後はさらなる耐熱性の向上を図り、自動運転に対応する電動パワーステアリングやEV化に対応する電動オイルポンプをはじめとする多くの自動車部品での活用に向け、開発を進めている。

低トルクシール付きハブユニットは、スリンガを組み合わせた新構造のシールを開発することで現行品と比べてシールトルク75%減、耐泥水性能5倍を実現。日本国内をはじめグローバル市場での信頼性向上とともに、ガソリン車、ハイブリッド車の環境性能向上や電気自動車の航続距離の向上に貢献することが期待できる。

《纐纈敏也@DAYS》

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