20億円のブガッティ、実は未完成だった!? 納車は2021年以降に

ラ ヴォワチュール ノワール
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スーパーカーメーカーのブガッティは、ジュネーブモーターショー2019で究極のワンオフモデル、『ラ ヴォワチュール ノワール』を発表したが、そのモデルに重大な事実が発覚した。

「ラ ヴォワチュール ノワール」は、フォルクスワーゲンの元CEOであり、ハイエンドマシーンコレクターでもあるFerdinand Piech氏のために制作されたワンオフモデルだ。創業者の長男ジャン・ブガッティが1930年代に4代のみ生産した「Type 57 SCアトランティック」へのオマージュとして誕生し、その価格は驚きの1,670万ユーロ(約20億円)と発表されていた。

しかし、同ブランドのコミュニケーション責任者であるTim Bravo氏によると、ジュネーブで公開したモデルは、インテリアデザインも完成されておらず、まだまだ販売レベルではないことが発覚。納車まで2年から2年半かかるという。

パワートレインは、「ディーヴォ」から流用された8.0リットルW型16気筒クワッドターボエンジンを搭載。最高出力は1,500ps、最大トルク1,600Nmを叩き出す。エクステリアはボディと一体化されたフロントバンパー、ヘルメットバイザーからヒントを得たサイドウィンドウ、円形の6連エキゾーストパイプなどが装備されているが、納車時には変更される可能性もあるようだ。

《Spyder7 編集部》

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