ナビタイムジャパンは、IoTで集めたクラウド上のGPSデータを活用する移動状況推定システムのAPI提供を2月より開始する。
新サービスは、GPSデータを地図データと紐付け位置補正を行うマップマッチング技術をベースに、クラウド上に保管されているGPSデータから正確な移動状況を推定し、各種道路状況/地点情報などと組み合わせた分析結果をAPIで返却。具体的には、GPSデータを送信するだけで、移動経路上にて、どのような道または地点をどのくらい通ったのか/通らなかったのか、通った場合はその場所と通過速度などを分析して結果を返却する。
昨今、スマートフォンをはじめドライブレコーダー、GPSロガー、デジタルタコグラフ、など移動に付随する機器のIoT化が進み大量のGPSデータがビッグデータとしてクラウドに蓄積されるようになっている。新サービスはビッグデータの活用法の一手として、様々な業種にて利用できる。
なお、損保ジャパン日本興亜およびSOMPOリスクマネジメントは、提供中の「自動解析プログラムを使用した映像解析による走行診断サービス」にて、新サービスを活用した拡張機能を2月よりリリースする。同サービスは、ドライブレコーダーの常時録画機能で記録される映像を自動解析して「赤・黄信号通過」「一時停止不停止」を抽出し、指導レポートを提供。拡張機能では、新たに「踏切不停止」「速度超過」「通行禁止違反」の映像抽出が可能となるほか、より精度の高いレポートの提供が可能となる。