レンジローバー スポーツ に400馬力の48VマイルドHV、新開発の直6エンジン搭載

直6エンジン+電動スーパーチャージャーでレスポンスを追求

内外装は専用デザインとして高性能グレードらしさを強調

最新のコネクトと先進運転支援システムを搭載

レンジローバー スポーツ HST
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ランドローバーは2月13日、『レンジローバー スポーツ』(Land Rover Range Rover Sport)に新開発の直列6気筒エンジン+48Vマイルドハイブリッドを搭載する高性能グレード、「HST」を欧州で発表した。

ランドローバーは2017年秋、2020年以降に全車種に電動パワートレインを設定すると発表した。パワートレインに、EVをはじめ、PHV、ハイブリッド車(マイルドハイブリッドを含む)を用意していく計画だ。レンジローバー スポーツのマイルドハイブリッドは、この計画に沿って登場したモデルとなる。

直6エンジン+電動スーパーチャージャーでレスポンスを追求

レンジローバー スポーツのマイルドハイブリッドパワートレイン搭載車は、HSTを名乗る。ジャガー・ランドローバーが新開発したエンジンは、3.0リットル直列6気筒ガソリン「インジニウム」で、電動スーパーチャージャーを採用。電動スーパーチャージャーは、ラグのないレスポンスの良さが特徴で、最大出力400ps、最大トルク56.1kgmを発生する。このエンジンが、従来のV型6気筒ガソリンエンジンを置き換える。

この直列6気筒エンジンには、48Vのマイルドハイブリッドシステムを採用する。減速時のエネルギーを48Vのバッテリーに蓄え、加速時にモーターに電力を供給し、加速のアシストを行う。トランスミッションは8速AT。動力性能は0~100km/h加速が6.2秒、最高速は225km/hに到達する。欧州複合モード燃費は10.75km/リットル、CO2排出量は213g/kmと公表されている。

内外装は専用デザインとして高性能グレードらしさを強調

HSTは高性能グレードらしく、ボンネット、フロントグリル、サイドエアベントなどが専用デザインだ。テールゲートには専用のエンブレムが装着される。ボディカラーは、サントリーニブラック、フジホワイト、インダスシルバー、フィレンツェレッド、カルパチアグレーの5色で、2種類のアルミホイールデザインが選択できる。オプションで、グレーのアルマイト加工が用意され、赤いブレーキキャリパーが装着される。

インテリアには、カーボンファイバートリムを採用。16方向に調整可能なダイナミックフロントシートが装備される。HSTバッジ付きのスエードクロスで、カラーパターンも一新された。ステアリングホイールとシフトレバー、パドルシフトなどは、サテンクローム仕上げとしている。

最新のコネクトと先進運転支援システムを搭載

車載コネクティビティの面では、最新のインフォテインメントシステム「Touch Pro Duo」や、4Gの通信機能や離れた場所から車の各機能を確認・操作できる「リモートプレミアム」を導入している。主要データ(速度、ギアポジション、ナビゲーションの指示やオフロード情報など)をフロントガラス上に表示するヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)や、簡単な手の操作でパノラミックサンルーフのブラインド開閉が可能なジェスチャー・ルーフブラインドなども用意される。

先進運転支援システム(ADAS)は充実する。オプションのアダプティブクルーズコントロールには、ステアリングアシスト機能が付く。このシステムでは、アダプティブクルーズコントロールの作動中、車両が車線中央を維持するよう、ステアリングホイールの操作を支援する。この技術では、車線の白線を検出。車線変更やブレーキ時には、システムが停止する。

また、高速域に対応した緊急自動ブレーキも採用。障害物を検出した場合にブレーキをかけることによって、衝突のリスクを軽減する。アダプティブクルーズコントロール、ステアリングアシスト機能付きアダプティブクルーズコントロールの両方に対応している。

また、オフロード走行を支援する「テレインレスポンス」の最新版も装備する。「エコ」モードを追加し、「コンフォート」「エコ」「草/砂利/雪」「泥/わだち」「砂地」「岩場」の6種類のモードから、走行モードが選択できる。

《森脇稔》

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