横浜タイヤ、往年の「GTスペシャル」を復刻…東京オートサロン2019

ポルシェ356、横浜タイヤ(東京オートサロン2019)
  • ポルシェ356、横浜タイヤ(東京オートサロン2019)
  • 横浜タイヤ(東京オートサロン2019)
  • 横浜タイヤ(東京オートサロン2019)

ヨコハマタイヤは、自社のヒストリックブランドである「GTスペシャル」の復刻版を発売する。東京オートサロン2019の横浜タイヤブースには、オートサロンには似つかわしくないポルシェ『356』が展示され、その横に、この復刻タイヤが展示されていた。

「GTスペシャル」は、60年代から70年代に同社を代表するタイヤブランドとして多くのユーザーに親しまれたもの。今回、その年代のクルマに相応しいトレッドパターンを持つ「Y350」を復刻開発し、来春の発売を目指している。

発売予定のタイヤサイズは、165/80R15 87H、1658/80R14 85S、175/80R14 88S、145/80R10 69Sの4サイズで、このうち最後の145/80R10 69Sは、かつてローバーではなかったBMC時代の『Mini』用タイヤで、これは既に販売中。残りの3サイズについても春を目処に発売を予定し、需要が見込めるようならさらなるサイズの拡大も検討しているということだ。

まあ、ポルシェ356は1950年代のクルマだから、60年代から70年代のクルマに相応しいトレッドパターンを持つ、というには少々古すぎる車種だとツッコミたいところだが、大目に見よう。

クラシックカーあるいは旧車と呼ばれる類のクルマのイベントが盛んな昨今、こうした類のクルマを持つユーザーにとっては朗報となること間違いなしである。

《中村 孝仁》

中村 孝仁

中村孝仁(なかむらたかひと)|AJAJ会員 1952年生まれ、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾るクルマ好き。その後スーパーカーショップのバイトに始まり、ノバエンジニアリングの丁稚メカを経験し、さらにドイツでクルマ修行。1977年にジャーナリズム業界に入り、以来45年間、フリージャーナリストとして活動を続けている。また、現在は企業やシニア向け運転講習の会社、ショーファデプト代表取締役も務める。

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