東武鉄道(東武)は1月11日、東武鬼怒川線で運行している『SL大樹』に、4月13日から元JR北海道の14系客車(オハ14 505)を連結すると発表した。
『SL大樹』では、2017年8月の運行開始時から元JR四国の14系客車を使用している。新たに導入されるオハ14 505は、JR北海道時代は「ドリームカー」と呼ばれ、2016年3月まで青森~札幌間で運行されていたJR最後の定期急行『はまなす』に指定席車として連結されていた。
座席は、元JR四国車が簡易リクライニングシートであるのに対して、オハ14 505はキハ183系特急型気動車のグリーン車(キロ182形)で使用していたフルリクライニングシートが転用されており、デッキ部分にはミニラウンジも設置されている。
オハ14 505は、年間運行日の約40日間、3両の14系客車の中間に連結される予定で、2019年は4・6・9月の土日曜を中心に延べ24日間連結するとしている。なお「ドリームカー」を利用しても、従来の座席指定料金は変わらない。