常磐線特急の着席サービスを中央線特急にも拡大…全列車がE353系化される2019年春から

2019年春に中央線のすべての定期特急に充当されるE353系。
  • 2019年春に中央線のすべての定期特急に充当されるE353系。
  • 新たな着席サービスが行なわれるE353系では、空席確認用として各座席に空席状況を示すランプが取り付けられる。赤は空席であること、黄はまもなく指定券発売済区間に入ること、緑は指定券発売済であることをそれぞれ示す。ランプの点灯状況は走行中でも変わり、変化には多少のタイムラグはあるという。

JR東日本は10月30日、中央線の特急『あずさ』『かいじ』に新たな着席サービスを導入すると発表した。

これは2019年春に中央線のすべての特急がE353系に置き換えられるのを機に実施されるもので、現在、常磐線の特急『ときわ』『ひたち』で行なっている着席サービスと同様に、事前に指定席特急券を購入して座席指定を受けるもの、「座席未指定券」を購入し座席指定を受けずに空席に着席するものの2通りがある。ただし指定席が原則のグリーン車にはこのサービスは適用されない。また、自由席特急券による利用はできない。

乗車日や乗車区間のみを指定した座席未指定券を購入した場合、乗車列車が決まった際に追加料金なしで座席指定を受けることもできる。発売額は指定席特急券、座席未指定券とも同じで、年間を通じて同一料金となる。指定席特急券で利用した場合は、車内改札が省略される。

なお、車内で特急券を購入すると座席指定のない空席利用となり、事前購入の額に大人260円・子供130円が加算される。また、この着席サービスとともにスタートする、スマートフォンや携帯電話対応の「えきねっとチケットレスサービス」で購入すると、指定席特急料金が一律大人100円・子供50円引きとなる(グリーン車利用も含む)。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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