BMWディーゼルモデル、日本でも3万9000台をリコール 韓国で火災事故相次ぐ

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改善箇所
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ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は8月31日、『320d』などディーゼルモデル5車種3万9716台について、排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの不具合により火災のおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

BMWディーゼルモデルについては、韓国で火災事故が相次いで発生。韓国や欧州ではすでにリコールとなっている。日本では不具合や火災事故は発生していないが、リコールに踏み切った。

対象となるのは、「320d」『523d』「523dツーリング」『X3 xDrive 20d』『X5 xDrive 35d』の5車種で、2012年6月22日~2016年10月7日に製造された3万9716台。

火災事故の原因とされているのは、ディーゼルエンジンのEGRモジュール不具合。排ガス冷却装置の耐久性が不十分なため、冷却水が漏れるものがある。そのため、排ガスに含まれる煤が冷却水と混合してEGRモジュールの内部に堆積。高温になった堆積物がインテークマニホールドを溶損させ、エンジン出力が低下。最悪の場合、火災に至るおそれがあるという。

改善措置として、全車両、EGRモジュールの点検を行ない、不具合のあるものは対策品と交換する。不具合のない車両についても、使用者に対して注意喚起するとともに、対策品の準備ができた段階で再度連絡し、対策品に交換する。

《纐纈敏也@DAYS》

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