1月7日(太平洋時間)、米国ラスベガスでは世界最大の家庭用電化製品の展示会「CES 2018」の開幕を9日に控え、「CESアンヴェールド・ラスベガス」が開催された。会場は、メインの通りであるラスベガス・ストリップの南に位置する、マンダレイ・ベイ・ホテル。
「CESアンヴェールド」はメディア向けに世界最先端の電化製品やソリューションがいち早く発表、展示されるイベント。今回は去年までと比べ出展社数が多く、会場の部屋も去年までのものと比べ2倍ほどの大きさのものに変更となった。
昨年はスマートフォン用のアクセサリーや、スマートフォンと連携する家電など「スマホ連携」がメインな出展となっていた本イベント。今年は会場が大きくなったこともあり、展示される新製品もバリエーション豊かに。それでもやはりスマホで外出先からでも操作できる電気や、画面で確認することできる防犯カメラなど、「スマートホーム」と呼ばれるジャンルの製品が多く出展。そのほかには、手で持ち運べるセグウェイ的な乗り物や電気スクーター、親指で直感的に操作できるドローン、転倒センサーが内蔵された靴やARで子供に歯磨きを促すアプリなど、これまでにあった技術にひとひねり工夫を加えたような出展が目立っていた。逆に去年まで多く出展されていたVRヘッドセットやウェアラブルデバイスは、その数を大きく減らしていた。
8日はプレスデーとなっており、メディア向けに大手企業を中心に最新技術の発表を行う。CES 2018の開催は9日から12日で、大きく分けて3つの会場で行われる。昨年は計18万4000人以上が来場、4000以上の企業が出展していた。