【フランクフルトモーターショー2017】次世代電動ロンドンタクシー、欧州全域に投入へ…航続640km以上

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ロンドンEVカンパニーの次世代電動タクシー
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英国のロンドンEVカンパニー(旧ロンドン・タクシー・カンパニー)は9月12日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー2017において、次世代電動タクシーを欧州全域に投入すると発表した。

次世代電動クシーは、同社のタクシー開発のノウハウを生かしながら、親会社のボルボカーズを含むジーリー(吉利)グループ傘下と共同開発。車椅子のアクセシビリティ、操縦性といった車両の特徴を保持しながら、乗客用の6座席を備えた室内空間と環境に配慮した電動パワートレインなどを追求する。

この新しい電動タクシーは、2017年第4四半期(10~12月)にロンドンで発売。その後、欧州全域に投入されることが決まった。フランクフルトモーターショー2017では、特設ブースの「ニュー・モビリティ・ワールド」に、次世代EVタクシーのドイツ仕様車を展示。同社によると、欧州各国の規制に応じた仕様を開発できるという。

電動パワートレインは、モーターを基本に、小型ガソリン発電機を備えた「eCity」と命名。eCityでは、最大およそ110kmをゼロエミッション走行。バッテリー(二次電池)の残量が少なくなると、発電専用の小型エンジンが始動。モーターに電力を供給するとともに、バッテリーを充電する。これにより、航続はおよそ640km以上へ拡大する。同社は、「英国ロンドンからフランス・パリまで、無給油で走行可能」と自信を見せている。

《森脇稔》

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