独議会、道路交通法を改正…コンチネンタル「完全自動運転へのステップ」

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コンチネンタルの自動運転車
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ドイツ議会で5月12日、道路交通法の改正案が可決され、今後、公道での自動運転車の走行が可能になる。これに関して、自動運転技術を手がけるコンチネンタルが、声明を発表している。

コンチネンタルによると、今回の法律の改正は、自動運転車のドライバーがステアリングホイールから手を放し、運転操作以外を行うことを可能にする大きなステップになるという。

コンチネンタルは2020年、高度な自動運転の実用化を目指している。今回の道路交通法の改正によって、ドイツは完全自動運転車を市場へ早期導入するために、法的な体制を整えることになる。

コンチネンタルは現在、米国、日本、中国、欧州において、世界中の自動運転のために必要な部品とシステムを開発し、生産している。エンジニアは、センサー技術、クラスター接続、ヒューマンマシンダイアログ、システムアーキテクチャーなど、6つの重要な要素を実現するために、取り組んでいる。

コンチネンタルのインテリア部門のシステム開発を統括するKarsten Michels氏は、「自動運転車の開発が進んでいる現在、ドライバーの役割の変化は大きな課題。これまでドライバーは運転に専念していた。今後は、コックピットの監視役になるだろう」と述べている。

《森脇稔》

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