大阪府警が110台を調達、ヤマハの2+1スクーター トリシティ125

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大阪府警が調達したトリシティ125 
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大阪府警察本部が、ヤマハの前2輪+後1輪の3輪スクーター『トリシティ』110台を昨年度、調達していたことが、取材でわかった。

調達元は地域部で、警察署に所属する警察官が、警察署と交番の移動、連絡のために使用している。地域部が調達する二輪車は、以前はロータリー変速のビジネスバイクが多かったが、最近はAT免許で乗車可能なスクーターに変わっている。そんな中での3輪バイク採用は、進取の気風に富んでいるといえる。

出力などの動力性能は市販車両と同じ。リアに黒色トップケースを装着し、その側面に「大阪府警」のステッカーを貼付する。ボディ色はヤマハがブルーイッシュホワイトカクテル1と呼ぶ白色。緊急車両ではないため回転灯などの搭載はない。

トリシティはLMW(Leaning Multi Wheel/リーニング・マルチ・ホイール)の独自構造が特徴。フロント2輪が独立したサスペンションによって支えられ、旋回時にフロント2輪を傾斜させることによって、安定感のある走行を実現している。

取材に対して同地域総務課は、こうした特徴が採用のポイントになったことを認めている。一方で、車重や取り回しの軽快感などの使用感が課題という指摘も、警察関係者の中にはあるという。

大阪府警のトリシティ調達は、昨年度が初めて。今年度の採用については、調達そのものの予定が定まっていない。

《中島みなみ》

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