トヨタ車体は4月11日、国内での自動車生産累計台数3000万台を達成したと発表した。1945年8月にトヨタ自動車工業から分離独立して以来、71年8か月での達成となる。また3000万台は、トヨタグループのボディメーカーの中で最初の達成だという。
トヨタ車体は、トラックボディの専門メーカーとして誕生。以来、完成車両メーカーへの歩みを進め、キャブのオールスチール化に成功した「BX型トラック」や量産小型バスのトヨタ『ライトバス』(現『コースター』)、モノコックボディを採用した商用車『ハイエース』、ハードトップの乗用車『コロナ』など、いくつもの国産初の技術を成し遂げてきた。
その後も多用化するライフスタイルに応えるために、『ランドクルーザー』や『エスティマ』、『ヴォクシー/ノア』、『アルファード/ヴェルファイア』などを送り出し、生産台数を伸ばし、2017年4月10日に累計3000万台を達成した。なお3000万台には生産委託している岐阜車体工業の生産分、車両事業を統合したアラコの生産分を含む。
トヨタ車体は、2016年4月よりトヨタ自動車の製品軸カンパニーのひとつである、バン・トラック・ミニバン・を担う「CVカンパニー」の中核として、クルマづくりを進めている。