東日本大震災と同時刻に列車停止訓練…メトロは「震度4以上で全列車緊急停止」

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東京メトロ 東西線
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3月11日 14時46分。東日本大震災が発生した時刻と同時に、メトロ、都営、京王、小田急グループ、京成グループ、ゆりかもめなどの各線で、列車を停止させる訓練を実施。京成電車は、事前のアナウンスはなく同時刻に列車を止めた。

座席が半分ほど埋まる3000形電車の車内。70km/h前後で走行中、やや大きめのブレーキが入った。列車が完全に止まろうとする直前、「地震の発生を想定して、列車の停止訓練を行っています」と車掌から放送があった。

運転席では、「地震の発生を想定した列車停止訓練を行います」と司令から伝達。運転士は運転台左から延びるマイクに手を当て、何かを伝える。

「発車します」という車掌の放送のあと、ププーとブザーが2打。列車は再び出発した。「3月11日14時46分、大地震の発生を想定した、全列車の一旦停止訓練を実施します。これは、東日本大震災から6年が経過することを機に、地震発生時に安全に列車を停止させるための訓練を行うものです」と京成電鉄。

東京メトロは、同時刻に全線で一旦停止訓練を実施。列車は地下・地上を問わずともに約1分間、停車した。

◆東京メトロは震度4以上で全列車を緊急停止

東京メトロや西武鉄道は、自社の車庫や訓練センターでのトレーニングを報道や一般利用者に公開している。

東京メトロは、新木場にある総合研修訓練センターで「震度6弱の首都直下地震発生。日比谷線 人形町~茅場町間で走行中の電車が脱線した」という想定で、一般利用者や報道が見届けるなかリハーサル。初動対応から車内外にいる重軽傷者の誘導、列車防護、応援連絡、現地対策本部設置などを確認した。

西武鉄道は、東大和の玉川上水車両基地で「震度6弱の地震が発生し、拝島線の玉川上水と武蔵砂川の間にある踏切で乗用車と電車が接触、線路も一部陥没している」という想定。乗務員などによる乗客の避難誘導、事故車両の撤去、保線スタッフらの軌道復旧作業、マルチプルタイタンパーを使った線路復旧、架線類の復旧などの流れを、消防や警察とともに動き確認した。

東北大震災の最大震度は宮城県内の震度7。メトロの場合、「震度4以上で全列車を緊急停止させる」という。
《大野雅人》

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