ZMPは、マルチセンシング自律移動ロボット「Khepera IV」に屋内位置検出システムとレーザーレンジファインダーを搭載した「Khepera IV 周辺環境認識パッケージ」を2月22日より発売した。
新製品は、スイスのロボットベンチャー K-Team社が開発した最新自律移動ロボットの研究開発用パッケージだ。Khepera IV本体は、直径140mmのコンパクトなボディに、カメラ、12個の赤外線センサ、5個の超音波センサを搭載し、C言語で制御プログラムを開発可能。独立二輪駆動方式を採用することで、4~7時間の長時間実験にも対応する。
今回発売する周辺環境認識パッケージでは、屋内位置検出システムで天井に貼付されたマーカーを検出した結果と、レーザーレンジファインダーの周囲形状の検出結果を統合することで、より高精度な自己位置推定を実現。また、外部から交換可能なバッテリーキットを搭載し、電池が切れることなく開発を行うことができる。高精度の周辺環境認識結果を用いて、屋内実験環境でのロボット制御・自律移動の研究、群制御によるシミュレーションや協調制御アルゴリズム等の開発に活用できる。
価格(税別)は99万4000円。