【WRC 第2戦】トヨタが復帰2戦目で優勝、ラトバラがランキング首位に

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復帰2戦目でWRC優勝を果たしたトヨタ
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2017年の世界ラリー選手権(WRC)第2戦がスウェーデンで行われ、ヤリ・マティ・ラトバラが優勝。トヨタが復帰2戦目に早くも勝利を手にした。

今週末は初日から好調でラトバラがSS1とSS4でトップタイムを記録。チームメイトのユホ・ハンニネンがクラッシュし脱落する事態に見舞われたが、冷静かつ着実にラリーを進めていた。

デイ3のSS15で総合トップを快走していたティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)がアクシデントに見舞われ脱落。これでラトバラがトップに浮上し、僅差で2・3番手につけるオット・タナクとセバスチャン・オジェのM-SPORT勢との争いになった。

それまではタナクが好タイムを連発し最終日は有利かと思われたが、始まってみればSS16、SS17とラトバラがトップタイム。20秒のアドバンテージを得て、最終SS18に臨とアクセルを緩めることなく、ここでも最速タイムを記録し、復帰後のトヨタに初の優勝をもたらした。なお2位にはタナク、3位にはオジェが続き、途中デイ・リタイアで後退したハンニネンは総合23位となった。

トヨタのWRC優勝は、1999年のラリー・チャイナ以来、18年ぶり。また日本車が勝つのは2005年のスバル以来12年ぶりの快挙。これでラトバラもランキング首位に浮上。シーズン序盤ではあるが、この勢いが続けば復帰1年目でのチャンピオンという可能性も出てきそうだ。

WRC第2戦スウェーデン:総合結果
1.ヤリ・マティ・ラトバラ(トヨタ)2時間36分03秒6
2.オット・タナク(M-SPORT) +29.2秒
3.セバスチャン・オジェ(M-SPORT)+59.5秒
4.ダニ・ソルド(ヒュンダイ)+2分11秒
5.クレイグ・ブリーン(シトロエン)+2分51秒

《吉田 知弘》

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