米国新車販売1.8%減、トヨタが5年4か月ぶりに4位へ後退 1月

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民間調査会社のオートデータ社は2月1日、1月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は114万3549台。前年同月比は1.8%減と、3か月ぶりに前年実績を下回った。

米国ビッグ3では、GMが19万5817台を販売し、10か月連続の首位。前年同月比は3.9%減と、3か月ぶりに前年実績を下回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、43.2%減の8377台と、3か月ぶりに減少。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』も、前年同月比6.1%減の3万5553台と、2か月連続で前年実績を下回る。小型車の『クルーズ』は、38.9%増の1万9949台と大幅な伸び。

フォードモーターは17万1186台を販売し、トヨタを抜いて3か月ぶりの2位。前年同月比は0.7%減と、3か月ぶりに前年実績を下回る。主力中型セダンの『フュージョン』が、21.9%減の1万5515台と、7か月連続で減少。主力SUVの『エスケープ』は、7.1%増の2万0588台と、2か月ぶりに増加した。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、12.5%増の5万7995台と、4か月連続で前年実績を上回った。

FCA US(旧クライスラーグループ)は、2016年12月の4位から、トヨタを抜いて3位に。1月の販売台数は15万2218台で、前年同月比は11.2%減と6か月連続のマイナス。大型ピックアップトラックの『ラム』が、4%増の3万3769台と、5か月連続で増加。クライスラーブランドでは、新型ミニバンの『パシフィカ』が、6670台と良好な立ち上がりが続く。

日本メーカーのビッグ3では、トヨタが2016年12月の2位から4位に後退。トヨタの4位は、5年4か月ぶり。1月は14万3048台を販売。前年同月比は11.3%減と、3か月ぶりに前年実績を下回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、24.3%減の2万0313台と、12か月連続で減少。『カローラ セダン』は10.1%減の2万0107台と、2か月連続で減少する。『RAV4』は2万2155台で、前年同月比は2.8%増と、17か月連続のプラス。

日産はホンダを上回り、7か月ぶりに5位へ上昇。1月は、11万2319台を販売。前年同月比は6.2%増と、3か月連続の前年実績超え。主力の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が1万8931台を販売。前年同月比は14.6%減と、4か月連続で前年実績を下回る。『セントラ』は、16.7%減の1万3444台と、6か月連続で減少。主力SUVの『ローグ』は、2万8760台。改良新型モデルの発売により、前年同月比は45.5%増と、3か月連続で前年実績を上回った。

ホンダは日産を下回り、7か月ぶりの6位に後退。1月は10万6380台を販売。前年同月比は5.9%増と、3か月連続で前年実績を上回った。主力車の中では、『アコード』が1万9536台で、前年同月比は5.9%減と2か月連続で減少。『CR‐V』は新型投入により2万9287台を売り上げ、前年同月比は52.5%増と、2か月連続のプラス。『シビック』は13.6%減の2万3095台と、2か月連続で前年実績を下回っている。

《森脇稔》

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