英国の高級車メーカー、ベントレーが属するフォルクスワーゲングループジャパンは1月中旬、新型SUVのベントレー『ベンテイガ』のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
今回のリコールは、車両製造時の作業管理が不適切なため、サイドエアバッグ、助手席エアバッグ、前席シートベルトバックル、前席シート背もたれ、後席シートベルト、ステアリングコラム、ウィンカーおよびワイパー操作レバーユニット、アクセルペダルなどの取付ボルトが、規定のトルクで締め付けられていないものがあるのが原因。
そのため、走行振動などによって取付ボルトに緩みが生じ、そのままの状態で使用を続けると、ボルトが外れて、ウィンカー、ワイパー、ハンドル、アクセルが操作できなくなったり、衝突時に乗員を正しく拘束できなくなったり、エアバッグが正しく展開しないおそれがある。
リコールの対象となるのは、2015年12月21日から2016年9月24日までに輸入された41台。
同社は販売店において点検を行い、適切なトルクで締め付けられていない場合は、規定のトルクで締め付けるリコール作業を実施する。