米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は1月11日、マクラーレンオートモーティブの米国法人から、タカタ製エアバッグインフレータの不具合による追加リコール(回収・無償修理)の届け出を受けたことを明らかにした。
今回のリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合によるもの。ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがある。このため、エアバッグ展開時に、インフレータ容器が破損し、乗員が負傷するおそれがある。
マクラーレンオートモーティブは、この不具合による追加リコールを米当局に届け出た。対象になるのは、2012年モデルの『MP4-12C』の一部。米国の一部州で販売された359台が、リコールに該当する。
マクラーレンオートモーティブの米国法人では、対象車を保有する顧客に通知。販売店において、助手席エアバッグインフレータを交換するリコール作業を行う、としている。