ホンダの米国法人、アメリカンホンダは1月上旬、2016年の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は、過去最高の163万7942台。前年比は3.2%増だった。
ホンダブランドの乗用車系では、『アコード』が34万5225台を販売。前年比は2.9%減と落ち込む。『フィット』は、7.4%増の5万6630台を販売。『シビック』は新型効果で、9.4%増の36万6927台と、アコードを台数で上回る。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、主力車種の『CR-V』が、35万7335台。前年比は3.4%増と堅調だった。中型SUVの『パイロット』は、11.3%減の12万0772台と後退。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年比5.4%減の12万0846台と、モデル末期の影響で減少。2015年5月に投入された『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)は、95.5%増の8万2041台と大きく伸びた。
アキュラブランドでは、スポーツセダンの『TLX』が、3万7156台にとどまる。前年比は21.1%減と、2桁のマイナス。『ILX』も、21.2%減の1万4597台と減少する。
アキュラブランドのSUVでは、『MDX』が前年比4.7%減の5万5495台。『RDX』は5万2361台を売り上げ、前年比は2.6%増と、前年実績を超えた。
アメリカンホンダのジョン・メンデル上級副社長は、「2016年は素晴らしい1年。2年連続で販売記録を更新した」とコメントしている。