欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは1月上旬、2016年の中国(香港を含む)における新車販売の結果を公表した。アウディやシュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、過去最高のおよそ398万台。前年比は12.2%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。
フォルクスワーゲングループの中国合弁には、上海汽車(SAIC)との間の上海フォルクスワーゲン(上海大衆)と、第一汽車(FAW)との間の一汽フォルクスワーゲン(一汽大衆)の2社がある。
398万台の内訳は、現地生産車が380万1300台と、全体の95%以上を占めた。ドイツなどからの輸入車は、17万8700台。前年比は1%増と、2年ぶりに増加した。
また、2016年のフォルクスワーゲン乗用車ブランドの中国実績は、およそ300万台。前年比は14%増と2年ぶりの前年超え。『ラビダ』をはじめ、『ジェッタ』、『サジター』『サンタナ』が、引き続き中国車種別販売のベスト10内に入った。
フォルクスワーゲングループチャイナのヨッヘム・ハイツマン社長兼CEOは、「この販売結果は、中国の顧客を満足させるという目標に向かっていることを示すもの」と述べている。