NEXCO中日本、施設保守点検従事者の訓練施設を初公開

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神奈川県相模原市に開設したNEXCO中日本の訓練施設。
  • 神奈川県相模原市に開設したNEXCO中日本の訓練施設。
  • 半断面ではあるが、施設内に実物のトンネル構造を設置。保守作業の訓練が行える。
  • 構造体は裏側も見られるようになっており、施工方法の違いも再現されている。
  • 橋梁部も実際とほぼ同じもの(サイズが少し小さい)を設置している。
  • 舗装も各種サンプルを用意。施工場所によって異なっていることを確かめられる。
  • 非破壊検査機器も多数ある。
  • 実際に使用されていた構造体も切り取ったものを展示している。
  • 構造体の裏側であるとか、どのように施工されているかを学ぶことができるのが特徴のひとつ。

中日本高速道路(NEXCO中日本)は25日、同社の高速道路で点検業務に従事する人材を育成するための施設である「技術研究所」を報道陣に公開した。実際に使用しているトンネルや橋梁の構造物を使い、点検の訓練を実施できるようになっている。

この施設は同社の高速道路のうち、東京支社と八王子支社管内の約840km区間において施設点検や保守を行っているグループ企業「中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京」が運営し、こうした業務に従事する人材の育成を目的として、昨年10月に神奈川県相模原市緑区内に開設したもの。

施設内にはトンネル設備(半断面)や、実物大の橋梁サンプルなど、実際の現場と同等の道路構造物や施設設備を設置しており、点検従事者の経験に合わせた訓練や教育が実施できるようになっている。

NEXCO中日本が持つ同様の設備はこれまで中部地方に2か所あったが、関東地方にも設置することで、同社が受け持つエリア全域での効率的な研修が実施可能となった。

《石田真一》

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