米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は1月11日、ランドローバーの米国法人から、タカタ製エアバッグインフレータの不具合による追加リコール(回収・無償修理)の届け出を受けたと発表した。
この追加リコールは、タカタ製のエアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合によるもの。ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがある。このため、エアバッグ展開時に、インフレータ容器が破損し、乗員が負傷するおそれがある。
追加リコールの対象になるのは、2007-2009年モデルの『レンジローバー』と2012年モデルのレンジローバー。米国で販売された8769台が、リコールに該当する。
ランドローバーの米国法人は、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において3月上旬から、助手席エアバッグ一式を交換するリコール作業を行う。