重傷ひき逃げ事件の容疑車両を車当たり捜査で発見、運転の男を逮捕

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今月中旬に静岡県伊東市内で発生し、登校中の児童が重傷を負ったひき逃げ事件について、静岡県警は20日、同市内に在住する48歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。車当たり捜査によって容疑車両を発見したという。

静岡県警・伊東署によると、問題の事故は2017年1月11日の午前7時30分ごろ発生している。伊東市玖須美元和田付近の市道(車線区別のない幅員約4.5mの直線区間)で、登校のために道路左側の路肩を歩いていた12歳の男児に対し、後ろから進行してきた軽乗用車が衝突。男児は右肩を骨折する重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走した。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。目撃情報や防犯カメラ映像の分析から容疑車両の特徴を把握。同市内で車当たり捜査を続けていたところ、19日夜に特徴が似たクルマを同市内のパチンコ店駐車場で発見。このクルマには軽微な衝突痕もあり、運転していた48歳の男も容疑への関与を認めたことから、翌20日に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「通勤中に事故を起こし、怖くなって逃げた」などと供述しており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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