日産自動車の米国法人、北米日産は1月上旬、2016年の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、過去最高の156万4423台。前年比は5.4%増だった。
日産ブランドは新記録の142万6130台で、前年比は5.5%増。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)が、30万7380台。前年比は7.8%減と落ち込む。『セントラ』は21万4709台を販売。前年比は5.5%増と前年超え。『ヴァーサ』は13万2214台にとどまり、前年比は8.5%減。2015年6月に新型を投入した『マキシマ』は、55.3%増の6万2670台と、大きく伸びる。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、小型SUVの『ローグ』(新型『エクストレイル』の兄弟車)が、新記録の32万9904台を販売。前年比は14.9%増と伸び、年間で初の日産ブランド最量販車に。小型ピックアップトラックの『フロンティア』も、38.4%増の8万6926台と好調。新型を投入した『ムラーノ』も、38.2%増の8万6953台と大きく伸びた。
インフィニティブランドは、前年比3.6%増の13万8239台。主力の『Q50』(日本名:新型日産『スカイライン』)は、4万4007台を売り上げ、前年比は0.3%増。SUVの『QX50』(日本名:日産『スカイラインクロスオーバー』)は、前年の3.1倍の1万6973台と大幅増。小型クロスオーバー車の『QX30』は、2259台を販売した。
日産ブランドの2016年米国新車販売のうち、SUVなどのライトトラックは過去最高の66万8948台。前年比は16.2%増と、2桁の伸び率を達成している。