欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは1月19日、2016年の商用車(LCV=軽商用車)の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は48万0064台。前年比は11.4%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。
市場別では、信用不安を抜け出した西欧が、前年比15.7%増の32万9400台と、2年ぶりに増加。地元、ドイツも11.6%増の12万4000台と、プラスに転じる。
英国は、前年比5.8%増の5万0100台と好調さを維持。スペインも27.7%増の1万3400台と、引き続き伸びる。フランスは24.8%増の1万9300台、イタリアは46.1%増の1万1400台と大きく伸びた。
また、東欧は3万6500台を売り上げ、前年比は16.9%増と、4年ぶりの前年超え。南米は、12.7%減の3万2300台と、減少傾向。中東は3万5600台を売り上げ、前年比は2.6%増。北米は24.7%増の8500台、アジア太平洋は1.3%増の2万1700台と好調だった。
車種別では、『Tシリーズ』が前年比16.7%増の19万9700台で、最量販車に。『キャディ』が前年比22.6%増の16万2800台で、これに続く。小型ピックアップトラックの『アマロック』は、9.5%減の6万9200台と、3年連続の前年実績割れ。中/大型バンの『クラフター』は、4.1%減の4万8400台を売り上げている。