トヨタGAZOO Racingは、15日まで千葉市の幕張メッセで開催中の「東京オートサロン2017」において、2017年のFIA世界ラリー選手権(WRC)の参戦マシン、「ヤリスWRC」を日本初公開した。
ヤリスWRCは、2017年シーズンのFIA技術規定に準拠。新世代のワールドラリーカーとして、2017年シーズンにおけるラリー競技のトップカテゴリーに、新たな次元の走りをもたらすべく開発された。
直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力380ps以上、最大トルク43.3kgm以上を発生。トランスミッションは油圧式の6速。駆動方式は4WD。
また、ボディサイズは、全長4085mm、全幅1875mm、全高は調整可能、ホイールベース2511mm。車両の最低重量は1190kgとした。
設計・開発には、トム・フォウラー、サイモン・キャリアー、ミッコ・ルオホら、経験豊富なエンジニアチームが参画。トヨタGAZOO Racingは、「2017年シーズンのFIA技術規定により、設計の自由度が増したおかげで、空力面で優れた水準を達成した」と語っている。
なお欧州で『ヤリス』の名前をもつ市販のコンパクトカーは、日本市場での『ヴィッツ』になる。