民間調査会社のオートデータ社は1月上旬、2016年の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は1755万0351台。前年比は0.4%増と微増ながら、7年連続で前年実績を上回った。
米国ビッグ3では、首位のGMが304万2421台を販売。前年比は1.3%減とマイナスに転じた。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が16.9%増の22万7881台と、2年連続で増加。主力大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、4.3%減の57万4876台と、減少に転じる。
2位のフォードモーターは、259万9211台を販売。前年比は0.1%減と、減少に転じた。主力中型セダンの『フュージョン』が、11.4%減の26万5840台と減少傾向。主力SUVの『エスケープ』は、0.2%増の30万7069台を売り上げた。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、5.2%増の82万0799台と、2年連続で増加。
FCA US(旧クライスラーグループ)は、4位。その販売台数は224万4315台で、前年比は0.4%減とマイナスに転じた。大型ピックアップトラックの『ラム』が、9%増の48万9418台と、引き続き牽引。クライスラーブランドでは、新型ミニバンの『パシフィカ』が、6万2366台を売り上げた。
日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが、244万9587台を販売。前年比は2%減と、減少に転じる。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、新型の発売を控えて、9.5%減の38万8618台とマイナスに転じた。『カローラ』は、2.7%増の37万8210台と、プラスを維持。『RAV4』は35万2154台を販売し、前年比は11.6%増と2桁増を保つ。
ホンダは5位。2016年は163万7942台を売り上げ、前年比は3.2%増とプラスを維持。主力車の中では、『アコード』が34万5225台で、前年比は2.9%減と減少傾向。『CR‐V』は35万7335台を売り上げ、前年比は3.4%増と前年超えを保つ。『シビック』は36万6927台で、前年比は9.4%増と、2年連続で前年実績を上回った。
6位の日産は、156万4423台を販売。前年比は5.4%増と、プラスを保った。主力の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が、30万7380台を販売。前年比は7.8%減と2年連続のマイナス。『セントラ』は、5.5%増の21万4709台と、引き続き好調。『エクストレイル』の兄弟車の主力SUV、『ローグ』は32万9904台を売り上げ、前年比は14.9%増と2桁増を維持している。