ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ボッシュは1月4日、米国ラスベガスで開幕したCES 2017において、新型家庭用ロボット、『Kuri』を初公開した。
Kuriは、高さおよそ50cmの商業用ロボット。このロボットは多くのセンサーを備えており、部屋の中を動き回りながら、最短ルートを記憶する。
またKuriは、住人とコミュニケーションを取り、家族の一員となる。例えば、音楽を演奏したり、交通渋滞につかまった両親に、子どもたちが学校から帰宅したことを伝えたりする。
このロボットは、ボッシュが支援するスタートアップ企業のMayfield Roboticsが開発。30人を超えるロボット工学者と設計技術者が、カリフォルニア州の本社に勤務する。彼らは、創造を促す自由な環境と、シリコンバレーの刺激的なスタートアップ文化の恩恵を受けている。
なおKuriは2017年末、米国で発売される予定。ボッシュのヴェルナー・シュトルト取締役は、「ボッシュにとって、独創的なスタートアップに的を絞った投資は重要。これらの企業は我々が、新たなトレンドに早い段階で対応することを可能にしてくれる。これにより、我々は産業開発に近づくチャンスが確保できる」と述べている。