東京都の交通死亡事故、高齢者と40代多く

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2016年12月の全国一斉飲酒検問で取締りにあたる警視庁
  • 2016年12月の全国一斉飲酒検問で取締りにあたる警視庁

警視庁の発表によると、東京都内の2016年の交通死亡者数は159人、15年より2人少なかった。

年齢別に死亡事故をみると、65歳以上の高齢者が63人と最も多い。前年比で5人増えた。その内訳では65歳~74歳が29人で前年より8人増えた。75歳以上は34人だが、前年より3人減っている。

東京都のもう1つの特徴は40代の死者が多いことだ。前年比で9人増えて30人だった。

歩行中の事故が最も多く59人、原付を含むバイク乗車中40人、自転車乗用中が36人だった。前年と比較すると、歩行者の死者は18人少なかったが、バイクは2人、自転車は3人、それぞれ増えた。

飲酒運転による死亡事故は7件。前年より2件増えた。警視庁は特に昨年12月に入り、飲酒運転の取締りを強化した。

都内の交通事故発生は全体で3万2489件、前年比1758件の減少した。負傷者数も3万7760人、前年比1984人少なくなった。発生件数、負傷者数とも5%ほど減っているが、死者数の減少は、それには比例して減少しなかった。

《中島みなみ》

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