ホンダ米国販売6.5%増…ヴェゼル は2.3倍 11月

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ホンダHR-V(日本名:ヴェゼル)
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ホンダの米国法人、アメリカンホンダは12月上旬、11月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は、12万2924台。前年同月比は6.5%増と、4か月ぶりに前年実績を上回った。

11月の全販売台数12万2924台の内訳は、乗用車が前年同月比3.1%増の6万0187台と回復。一方、SUVなどのライトトラックは、9.9%増の6万2737台と好調が持続する。

ホンダブランドの乗用車系では、『アコード』が2万7182台を販売。前年同月比は6.3%増と、5か月ぶりに増加した。『フィット』は4309台を販売。前年同月比は42.8%増と引き続き大きく伸び、6か月連続のプラス。『シビック』は11月、1%増の2万5303台と、3か月ぶりの前年超え。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、主力車種の『CR-V』が、2万5758台。新型の投入を控えて、前年同月比は0.7%減と、6か月ぶりに前年実績を下回る。中型SUVの『パイロット』は、17.8%減の9024台と、4か月連続で減少。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年同月比4.5%減の7978台と、4か月連続で減少した。2015年5月に投入された『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)は、前年同月の2.3倍の8141台と、5か月連続で増加。新型を投入した『リッジライン』は、3464台と良好な立ち上がりが続く。

アキュラブランドでは、スポーツセダンの『TLX』が、2281台。前年同月比は23.6%減と、8か月連続のマイナス。『ILX』は、前年同月比42.9%減の772台と、7か月連続で減少する。

アキュラブランドのSUVでは、『MDX』が、前年同月比13%増の4622台と、4か月連続で増加。これは、大幅改良を受けた2017年モデルの効果。『RDX』は3750台を売り上げ、前年同月比は1.6%増と、3か月連続で増加した。

ホンダの2015年米国新車販売は、前年比3%増の158万6551台と、新記録を打ち立てた。2016年1-11月は、前年同期比2.9%増の147万7465台。アメリカンホンダのジェフ・コンラッド上級副社長は、「顧客のSUV志向が続いていることを考慮すると、乗用車の販売回復は喜ばしい」と語っている。

《森脇稔》

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