【トヨタ コースター 新型】 安全運転支援システム「トヨタセーフィティセンス」は搭載されず

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新型コースター 《撮影 佐藤耕一》
  • 新型コースター 《撮影 佐藤耕一》
  • 山川主査 《撮影 佐藤耕一》

24年ぶりのフルモデルチェンジとなったトヨタ『コースター』だが、安全運転支援システム「トヨタセーフィティセンス」は搭載されなかった。

このところトヨタは、積極的にセーフティセンスの普及を進めており、同じ商用車の『プロボックス/サクシード』にも今年6月に搭載されたが、コースターには搭載されなかった。この理由について、開発を担当した山川雅弘主査は、「今回はロールオーバー性能などのパッシブセーフィティーの強化を優先したため」と説明した。さらに、コマーシャルビークルカンパニーエグゼクティブバイスプレジデントの中嶋裕樹氏は「今後搭載できるようにしていく」と、補足した。

ロールオーバー性能とは、転覆時にもボディが潰れずに乗客の生存空間を確保するもので、天井部の補強材と各ピラーを結合し、ロールバーのような形でボディを守る「環状骨格」を組み込んだ。これにより、「ECE基準 R-66」(欧州統一車両法規基準のロールオーバー性能)への適合を達成している。

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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