スイスに、世界最長の列車トンネルが開通した。全長は、日本の青函トンネルの53.9kmを上回り、57kmに達する。
このトンネルは、スイス連邦鉄道のチューリヒとルガーノとの間に開通したゴッタルドベーストンネル。12月11日に開業し、一番列車が通過した。
乗客はわずか17分でアルプス山脈を通り抜けることが可能に。この複線トンネルで南北スイスの距離が縮まり、スイスのドイツ語圏からイタリア語圏までの移動時間が、従来線と比べて30分から40分短縮されるという。隣接諸国間の移動時間も短縮された。
このトンネルの特徴が、全長57km、最深部で地下2300mという点。工事期間17年の末、日本の青函トンネルを上回る世界最長の列車トンネルが完成した。