トヨタ米国販売8.7%減、2か月ぶりに減少 10月

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トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は11月上旬、10月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、18万6295台。前年同月比は8.7%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。

18万6295台の内訳は、乗用車が前年同月比17.4%減の8万4397台と減少傾向。一方、SUVなどのライトトラックは、前年同月比が横ばいの10万1898台。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が、2万9562台を販売。前年同月比は15%減と、9か月連続で減少した。『カローラ』は、2%増の2万8516台と、2か月連続のプラス。『プリウス』は、46.5%減の8132台と、10か月連続で減少する。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が2万6429台。前年同月比は6.5%減と14か月ぶりに減少した。中型SUVの『ハイランダー』は、1万7668台。前年同月比は32.7%増と、4か月連続で前年実績を上回る。大型ピックアップトラックの『タンドラ』は、0.2%増の9533台と、2か月連続で増加。『タコマ』は、4.2%増の1万5875台と、2か月連続で増加した。

レクサスブランドでは、SUVの『NX』が前年同月比25.7%増の4274台と引き続き増加。クーペの『RC』は、前年同月比18.9%減の1081台と、10か月連続のマイナス。新型を投入した『RX』は、前年同月比0.3%増の8044台と、10か月連続で増加。『IS』は、14.5%減の2523台と、18か月連続で減少。『GS』は1388台で、前年同月比は7.8%増と9か月ぶりのプラス。『CT』は、47.6%減の564台と、13か月連続で減少する。最上級SUVの『LX』は前年同月のおよそ2.6倍の565台と、5か月連続で前年実績を上回った。

トヨタ自動車の2015年米国新車販売は、前年比5.3%増の249万9313台。2016年1-10月は、前年同期比3%減の200万8714台だった。米国トヨタ販売のビル・フェイ副社長は、「10月もライトトラックが、最も熱いセグメントを維持した」と述べている。

《森脇稔》

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