NTNは、ベアリング(軸受)の価格カルテルに関する米国での集団訴訟について、和解金1005万米ドル(約11億円)で一部原告との間で和解に合意したと発表した。
NTNおよび同社の米国一部子会社は、他事業者と共同してベアリングの販売価格の引き上げていたとして、損害賠償などを求められていた。2011年11月以降米国司法省の調査を受けたが、2015年3月にもはや調査対象ではない旨の通知を受け、米国で訴追等の処罰を受けていない。
しかし訴訟の長期化による費用増加や経営に与える影響等を勘案し、和解による早期解決を選択。原告の一部である間接購入者と交渉した結果、和解することとした。