フランスの自動車大手、PSAグループ(旧PSAプジョーシトロエン)は10月26日、2016年第3四半期(7~9月)の決算を公表した。
同社の発表によると、グループ全体の第3四半期の売上高は、114億0400万ユーロ(約1兆2980億円)。前年同期の120億1600万ユーロ対して、5.1%のマイナスだった。
このうち、本業の自動車事業の売上高(中国合弁事業を含む)は、75億4200万ユーロ(約8585億円)。前年同期の80億5200万ユーロに対して、6.4%減っている。
減収となった要因は、為替相場の影響による部分が大きい。第3四半期の世界新車販売は、68万1100台。前年同期比は10.6%増と2桁増を達成した。
PSAグループのCOO、Jean Baptiste de Chatillon氏は、「為替相場をはじめ、事業環境はさらに困難になっているが、中期経営計画の目標達成に自信が持てる」と述べている。