大阪に「金ピカ電車」…泉北ライナー特急列車へ 来年2月から

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泉北高速鉄道が導入する泉北12000系のイメージ。来年2月から『泉北ライナー』で運用される。
  • 泉北高速鉄道が導入する泉北12000系のイメージ。来年2月から『泉北ライナー』で運用される。
  • 『泉北ライナー』のシンボルマーク。沿線のニュータウン4地域を表す四つの丸がオパールで装飾される。
  • 座席の色も四つの丸の色に合わせて車両ごとに変える。

泉北高速鉄道は10月26日、『泉北ライナー』に新しい車両を導入すると発表した。2017年2月から営業運転を開始する。

『泉北ライナー』は2015年12月から運行を開始した、南海電気鉄道の難波駅(大阪市中央区)と泉北高速鉄道線の和泉中央駅(大阪府和泉市)を結ぶ特急列車。難波~中百舌鳥間は南海高野線、中百舌鳥~和泉中央間は泉北高速鉄道線を走る。途中停車駅は新今宮、天下茶屋、泉ヶ丘、栂・美木多、光明池の各駅で、南海電鉄と泉北高速の境界である中百舌鳥駅には停車しない。

現在は特急『サザン』で使われている南海の12000系電車で運転されているが、泉北高速も『泉北ライナー』用の電車を導入することにした。発表によると、形式名は「泉北12000系」で、4両編成1本を導入。沿線のニュータウンのうち泉北ニュータウンが50年、トリヴェール和泉が25年を迎えるのにあわせ、2017年2月から営業運転を開始する。

南海の12000系をベースにすることで製造コストを抑えるが、「外観・車内のデザインを大きく変更して個性あるもの」にするという。車体塗装は金色をベースとし、青と黒の帯を入れる。和泉中央方の先頭車車体側面には『泉北ライナー』のシンボルマークを配置。沿線のニュータウン4地域を表す四つの丸はオパールで装飾するという。

内装は木目を用いて「落ち着きとやすらぎの室内空間」を演出。座席の色は車両ごとに四つの丸の色に合わせる。4カ国語に対応した車内案内装置の設置や、照明のLED化なども行う。

《草町義和》

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