スタッドレスタイヤ早期装着で突然の雪も大丈夫…でも乾走路の走りはどうなのよ?

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早期装着で突然の雪も大丈夫…でも乾走路の走りはどうなのよ?
  • 早期装着で突然の雪も大丈夫…でも乾走路の走りはどうなのよ?
  • ラジアルタイヤに比べればかなり多くのトレッドパターンが刻まれている。雪や氷の上では有効だが、乾走路ではどうなのか不安があった
  • 想像していなかった静粛性で、帰りにはスタッドレスを履いているのを忘れるほどの乗り心地
  • 高速道路でも法定速度内では全く問題を感じさせない走り。轍も段差もしなやかにこなしてくれる
  • 満タン法での計測となるが、今までは15キロ程度だった燃費が何故か16キロ後半を計測する

10月も終わろうとしているのに涼しいのか暖かいのか、着る物にも困るこの季節。

本来タイヤも“衣替え”冬支度となるのだが、関東南部に住んでいる私のクルマは基本ラジアルタイヤ。しかしスタッドレスタイヤの早期装着を促しているメーカーが多い事もあり、全国各地へクルマで取材に行くことも多いので早期装着を敢行してみた。このレポートでは降雪や凍結はしていない、乾走路を500kmほどスタッドレスタイヤで走ってみた感想を思いのままに書いてみた。

スタッドレスタイヤの新製品、何がそんなに変わるのか?

早期装着をするにあたって、各社のスタッドレスタイヤを自分なりに比較してみた。注目したのは『走行性能』と『性能を発揮できる期間』そして『乾走路での走り心地』。その結果選んだのが国内タイヤメーカーで今年唯一、乗用スタッドレスタイヤの新商品となる『DUNLOP WINTER MAXX 02』。名前からして凄そうな「超密着ナノフィットゴム」はゴムの密着力を高めて走路との接地面積を増大させ、MAXXシャープエッジを増量した「MAXXグリップパターン」の採用によってダンロップ史上No.1の氷上性能を実現したハイスペックスタッドレスタイヤ・・・という謳いに惹かれたのだ。

技術の進化は凄い事、一般的に言われているスタッドレスタイヤの寿命は2~3年なのだが、このWINTER MAXX 02はダンロップ史上一番の長寿命、4~5年は性能を発揮できる仕様だという。

なぜ早期装着をするのか考えてみる

雪に慣れている降雪地域であればもうスタッドレスタイヤ商戦はスタートしている。毎年の事であり、その重要性が理解されているので一定時期になれば自然と履き替えることが普通なのだろう。では普段あまり雪が降らない地域ではどうなのか? 降雪地域の人たちからすれば笑い話になるのだが、雪に慣れていない地域では数センチの降雪があるだけで交通が麻痺してしまう。そして雪が降っても積もる年と積もらない年がありスタッドレスタイヤへの関心が薄いのも原因だ。しかし、いざ雪が降ってしまうと販売店に適応サイズが無かったり、交換に数時間待ちとなってしまう場合があるのだ。

忘れてはいけないのはスタッドレスタイヤの役割は雪だけではなく凍った道路でも大きな効果を発揮することだ。本格的な冬になれば雨が降った後に凍結することは珍しい事ではなく、通勤や家族のお迎えなど凍結時に運転する機会もあるはずだ。その時の安全を高めるのもスタッドレスタイヤであり、早期装着をする理由となるはずだ。

一般道+高速道500km走行。その走りはどうなの?

装着前に心配だったのが、雪の無い道路でのスタッドレスタイヤは、製品の謳い文句でもある接地面積の増大や、ラジアルタイヤのトレッドパターンに比べて細かい切り込みが刻まれているのでロードノイズが大きくなること。また柔らかいゴムなので旋回時にグニュッとした感覚になるのかとイメージ的に思っていたのだが、喜ばしい事にその予想を大きく裏切る結果となった。

一般道を走り出してすぐに思ったのが想像していなかった静粛性の高さで、意外なほどにロードノイズが抑えられており特別うるさいと感じる事はない。乗り心地も変にフワフワとした感覚もなく、しっかりとした安定性を発揮するのだ。旋回時もスンナリとしたコーナーリングで、想像していたグニュッとした感覚も無いのは意外ですらあった。一番大切なブレーキ時の制動距離もラジアルタイヤの時と、ほぼ同じで不安に思うことは特にない。

そしてそれは高速道路でも同様、法定速度で走っている分には全く違和感なく走る事ができ、道路の繋ぎ目でも跳ねることなく疲れにくい安定走行が可能。一般道同様にロードノイズも抑えられていて時間が経つとスタッドレスタイヤを履いている事すら忘れてしまうほどの快適なドライブを実現してくれた。

降雪地でなくとも早期装着したことで、冬場の安心安全カーライフが実現出来ると思わせてくれ、想像していたデメリットを感じさせない結果となった。早期装着、オススメです。

《藤澤純一@Mycar-life》

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