デルタ航空、営業収益5.6%減…システム障害などで 2016年7-9月期決算

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デルタ航空が発表した2016年7~9月期(第3四半期)の業績によると調整済み税引き前利益は19億ドルで、前年同期比で2億7800万ドル減少した。

8月前半に発生した4日間にわたる、システム障害とその後の復旧作業の影響で、第3四半期の税引き前利益が予想より1億5000万ドル減少した。

営業収益は、システム障害による1億ドルの損失と、前年の7000万ドルの円ヘッジ益に伴う調整分を含み同5.6%減の104億8300万ドルとなった。

旅客単位収益(ユニットレベニュー)は6.8%減少した。これにはシステム障害と円ヘッジの影響が約2ポイント含まれており、輸送容量(キャパシティ)は1.5%増加した。

デルタ航空のエド・バスチアン最高経営責任者は「今期はシステム障害、継続的な収益への逆風要因、燃料費の変動を切り抜けるなど、デルタ航空の回復力の高さが際立った。業界最高レベルの運航信頼性と顧客サービスを実現し、安定した利益とキャッシュフローを確保し、投資家に還元した。より持続可能で高耐性のビジネスを構築することに重点を置き、第4四半期の成長率1%と合わせて輸送容量を抑制することにより、2017年に向けて慎重なアプローチを取っていく」とコメントした。

《レスポンス編集部》

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