三菱自動車は、2017年3月期連結業績予想を下方修正、営業損益が280億円の赤字になる見込みであると発表した。
三菱自動車は6月22日、通期業績予想で営業利益を250億円と発表。新興市場を中心とした市況回復の遅れに伴う台数・車種構成等影響(100億円)や販売費の増加(50億円)を資材費等コスト削減で挽回したものの、為替影響(340億円)や、燃費不正問題に伴う市場措置費用の追加(380億円)の影響が大きく、280億円の営業赤字となる見込みだ。
これに加え、水島製作所の減損見直しにより155億円の特別損失を計上。海外子会社の設備減損や海外投資の再評価などの影響もあり、最終赤字は前回予想の950億円から2400億円に膨らんだ。