イタリアの人工スエードメーカー、アルカンターラ社のアンドレ・ボラーニョ会長兼CEOは10月18日、都内で会見し、ブランド認知度を全力で高めるために米国とアジアに重点を置いており、このうち日本では「すでに結果がでている」との見通しを示した。
ボラーニョ会長は「アルカンターラは世界中でのブランド認知度を全力で高めようと努力を続けている。すでにヨーロッパでブランドを確立したが、現在重点を置いている地域としては米国そしてアジアの2か所」と説明。
日本に関しては「最近始めたばかりではあるが、すでに結果がでている。例えばレクサス『LC500』を始め、マツダの『MX-5』や『アテンザ』、そしてインフィニティ『Q30』などに採用されている」と紹介した。
アルカンターラ社の2015年度の売上高は1億6500万ユーロで、このうちシート素材を始めとする自動車産業向けが4分の3を占めているという。