中国新車販売26%増、日系首位に日産復帰 9月

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中国汽車工業協会は10月12日、中国における9月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、256万4100台。前年同月比は26.1%増と、7か月連続で前年実績を上回った。

中国政府は2015年9月下旬から、排気量1.6リットル以下の小型車に対する自動車取得税の減税を開始。この効果で、新車販売の好調が続いている。

日系メーカー大手3社の9月実績では、日産自動車が、9月の新記録となる12万3600台を販売。前年同月比は26.3%増と、7か月連続で前年実績を上回った。中国政府の減税策を受けて、乗用車では、排気量は1.6リットル以下の『シルフィ』を中心に、引き続き販売が好調だった。

ホンダは12万0929台を売り上げ、前年同月比は46.5%増と、7か月連続で前年実績を上回った。『シビック』は新型投入により、前年同月の4.3倍の1万0391台と大幅増を維持。2014年秋に投入された『ヴェゼル』は、86.7%増の1万5723台と、好調が持続する。

トヨタは10万4200台を販売し、前年同月比は12.4%増と、3か月連続で前年実績を上回った。これは、減税対象となる排気量1.6リットル以下の『カローラ』や『レビン』の販売が伸びたため。

この結果、日産がホンダを上回り、9月の中国新車販売において、日系メーカーの首位に。日産の首位は、3か月ぶり。

中国の2015年の新車販売は、商用車と輸出を含めて、前年比4.7%増の2459万7600台と過去最高。3年連続で2000万台を突破すると同時に、米国を上回り7年連続で世界一に。2016年1‐9月は、前年同期比13.2%増の1936万0400台を販売している。

《森脇稔》

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