老舗クラブの恒例イベント…The 30th MG Day in KARUIZAWA

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The 30th MG Day in KARUIZAWA
  • The 30th MG Day in KARUIZAWA
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  • MG A
  • MG ZA/ZBマグネット
  • MG BGT(左2台)とMG B
  • MG Fと一番奥はMG TF160
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The 30th MG Day in KARUIZAWAが15日、ホテル鹿島ノ森(長野県北佐久郡軽井沢)において開催された。主催はMG Car club Japan Centre。

1963年、今から53年前に設立されたMG Car club Japan Centreは、サーキットからコンクールデレガンスまで、様々なクラブイベントを積極的に開催する、MGのワンメイククラブである。

その中でも、MG Dayは1973年に初回が開催され、途中中断や、近年では隔年での開催となってはいるものの、長く続けられ今回で30回を迎えた、MG愛好家たちにとっては楽しみなイベントとなっている。

今回は、1930年の『M-Type ミジェット』から、2004年の『TF160』まで77台ものエントリーがあり、更に、「Tシリーズ」が今年で生誕80周年を迎えることから、10台が参加。歴代のTシリーズを見ることが出来た。

また、戦前のレーシングモデルからサルーン、ライトウエイスポーツカーまでバラエティに富んだ参加車両が魅力のイベントであることから、今年は会場をMG博物館に見立て、車種、年式に沿って車両を展示した。

展示車両については、モバイル端末で1台ずつのヒストリーやオーナーのコメントを音声で聞くことが出来るようなシステムも構築した。工場からのデリバリー年月日や新車当時の情報はもとより、これまで明かされなかった秘話や、思いもかけないエピソードに込められたオーナーの愛情などが語られていた。見学者も、その音声を聞きながらその実車が目の前にあることから、より親近感を感じながらイベントを感じていたようである。

当日朝、緑の芝生に展示した後は、クラブメンバーによるボサノバのライブが開催された以外は、特にイベントはなく、終わるまでの間、参加者たちは自分たちで用意したテントやイスとテーブルで、美味しい食べ物や飲み物を持ち寄り、楽しいおしゃべりに興じていた。ある参加者は、ここに集まって、この空間と時間を共有できることが何よりの楽しみと語っていた。

次回のMG Dayは2018年の同時期に開催予定だという。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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