鉄道の災害運休区間、800km近く減少 9月末

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石勝線・根室本線のトマム~新得~芽室間は年内にも再開の見込み。特急『スーパーおおぞら』も年内には札幌~釧路間での運転が再開される見込みとなった。
  • 石勝線・根室本線のトマム~新得~芽室間は年内にも再開の見込み。特急『スーパーおおぞら』も年内には札幌~釧路間での運転が再開される見込みとなった。
  • 常磐線の相馬~浜吉田間は内陸部に新しい高架線路(写真)を整備。12月10日に再開の予定だ。
  • 9月末時点の災害運休区間。このうち石北線は10月1日に再開した。

災害による鉄道路線の運休区間は、9月末時点で665.1kmだった。8月の台風連続襲来による不通区間は9月中に大半が再開。8月末時点に比べ800km近い減少となった。

石北本線は10月1日に全線が再開した。根室本線の富良野~東鹿越間も10月17日に再開の予定。石勝線・根室本線のトマム~新得~芽室間は年内の再開を目指しており、札幌~帯広・釧路間の特急も年内の運転再開となる見込みだ。

一方、根室本線の東鹿越~新得間は被害が大きく、復旧工事の着手は2017年春以降になる見込み。再開までには相当な時間がかかるとみられる。

それ以外の路線では、大井川鐵道の井川線が11月頃に全線再開の見込み。12月10日には常磐線相馬~浜吉田間の運転が再開される予定だ。

《草町義和》

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