アウディ Q5 新型、米国納期は半減へ…メキシコ工場の効果

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メキシコ新工場で生産が開始された新型アウディQ5
  • メキシコ新工場で生産が開始された新型アウディQ5

ドイツの高級車メーカー、アウディが9月末に開所したメキシコ新工場。同工場の完成により、米国では新型Q5の納期が、大幅に短縮される。

これは10月3日、アウディの米国法人、アウディオブアメリカのマーク・デル・ロッソ上級副社長兼COOが明らかにしたもの。同副社長兼COOは、「メキシコ新工場の稼働により、新型Q5の納期は、半分に短縮されるだろう」との見通しを伝えている。

Q5は、アウディの米国市場における最量販モデル。2世代目となる新型Q5の米国仕様車は、米国市場に近く、関税の面でも有利なメキシコ工場で生産される。

また、メキシコ工場敷地のすぐ隣には、協力メーカーの施設を集めたサプライヤーパークを設置。そこで、部品メーカーと物流会社のあわせて7社が、新型 Q5の生産スタートに合わせ操業を開始。これにより、部品メーカーの建物と組み立てラインが短い距離で結ばれることになり、生産工程への時間どおりの部品デリバリーを可能にした。

アウディは、メキシコの超現代的な工場設備と非常に効率的な物流システムにより、年間15万台の新型Q5を生産する計画。アウディ取締役会のルパート・シュタートラー会長は、「メキシコ工場は、アメリカ大陸における最も近代的な工場のひとつ。アウディは、この生産設備により、世界中の顧客に製品を供給する重要な拠点を確立できた」と述べている。

《森脇稔》

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