【パリモーターショー16】セアトのカンファレンスはVR空間! バルセロナを目と身体で感じる

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セアト プレスカンファレンス(パリモーターショー16)
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フランスで29日に開幕したパリモーターショー16。多くの自動車メーカーがプレスカンファレンスを行う中、面白い試みをするメーカーが現れた。スペイン・バルセロナに本拠地を置くセアトだ。

通常プレスカンファレンスというと、社長が登場し業績などの話をし、新型車を発表。その後、開発者やデザイナーが出てきて解説する、というのが通常の流れだが、セアトはこれをすべてVR(仮想現実)でやってしまおうというのだ。しかもただVR機器をつけるだけでなく、椅子まで動く仕様にし、最近映画館などでも取り入れられ始めた「4D」でプレスカンファレンスを実施するという。

30分おきに行われるカンファレンスは予約制で、予約が埋まっていない場合は予約なしでも体験可能。時間になると席に案内され、ヘッドマウントディスプレイをセットし、言語を選択。そしてヘッドフォンを着けて待っていると、カンファレンスが始まった。

椅子が動き突然バルセロナの上空に放り出される。そのままゆっくりと下降し、建物の上に着地するとセアトの社長が登場し業績が好調なことをアピール。そしてブース内でも実際に展示しているコンセプトカー『アテカ エクスペリエンス』の開発者による紹介と解説があり、その後はバルセロナのシーンに映る。バルセロナの様々な場所で、飛行したり、スケートボードに乗ったり、クルマに乗ったりと様々な体験をその動きまで体感することができた。

前半では通常のプレスカンファレンスをVR空間で行い、後半はセアトのブランドが持つ価値観を表現するという構成。映像を用意しておけば良いため、プレスカンファレンス=プレスデーに一回限り、という常識も覆した。10月1日以降の一般公開日も行う。

《関 航介》

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