イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリは9月29日、フランスで開幕したパリモーターショー16において、『ラ・フェラーリ アペルタ』を初公開した。
同車は2013年3月、ジュネーブモーターショー13で発表されたフェラーリの最高峰モデルで、フェラーリ初の市販ハイブリッド車、『ラ・フェラーリ』のオープンモデル。クーペボディの限定499台は、2013年の時点で完売しており、今度はオープンボディが追加された。
注目のルーフは、ソフトトップ。これは、重量増による運動性能への影響を抑えるためと推測される。オプションで、軽量なカーボンファイバー製のハードトップが選択できる。
パワートレインはクーペボディと同じ。6262cc V型12気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力800psを発生。これにフェラーリのハイブリッドシステム、「HY-KERS」から、モーターの最大出力163psが加わり、システム全体で963psの圧倒的パワーを引き出す。
トランスミッションは、7速デュアルクラッチ。前後重量配分は、41対59。動力性能は刺激的。0-100km/hを3秒以下で駆け抜け、最高速は350km/hを超えている。