ゴールドや透明系偏光パールのPC樹脂…三菱エンジニアリングプラスチックスが開発

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ポリカーボネート樹脂(ゴールド)
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三菱エンジニアリングプラスチックスは9月12日、自動車をはじめ各種分野で適用可能な「高意匠性ポリカーボネート(PC)樹脂」を進化させ、新たな意匠と樹脂を開発したと発表した。

一般的なPC樹脂は、優れた透明性と高い衝撃性をいかし、さまざまな着色用途に用いられている。しかし、特殊な金属調や偏光調色を施すと、衝撃性や成形加工性の低下が発生しやすかったため、ピアノブラックや一部のメタリック色に限られており、成形後に塗装を施すことが一般的だった。

三菱エンジニアリングプラスチックスは、特殊な染顔料をPC樹脂と独自の配合技術でコンパウンドすることで、PC樹脂の優れた着色性や衝撃性、成形加工性を維持したまま、金属調、偏光パール、偏光メタリック、蓄光、蛍光透明といった高意匠を展開してきたが、今回新たに、ゴールド色や透明系偏光パールやアルマイト調色を開発した。さらに衝撃性や成形加工性が低下しにくいPC樹脂アロイや特殊なPC樹脂を開発。衝撃性と成形加工性をより高度に維持したまま、高い意匠性を実現し、より多くの製品に適用できるようにした。

いずれも優れた意匠性を持ち、現在塗装を必要としているアミューズメント、自動車内装、高衝撃ABS樹脂塗装部品の代替に最適製品となっている。

《纐纈敏也@DAYS》

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